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【VIVANT2】第20話考察|若い侍はアディエルだった

20話考察 創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン最新話までの内容に触れます。

第20話。

別班員の奪還は、成功しました。

第11話で5人が消えてから、ここまで10話。やっと取り戻した回です。

ですが、手放しでは喜べません。 同じ回の中で、もっと危ない場所が一つ増えました。 順に整理します。

まず、何が起きたのか

何が起きたか補足
シャキ城へ潜入赤外線センサーは、訓練のときより難しくなっていた
チョッキーがセンサーを突破新庄がそれを助ける
★別班員を奪還黒須たちが囚われた牢獄にたどり着き、救い出す
和田の死が、あらためて描かれる取り戻せたのは4人
★若い侍の正体は、アディエルエリシャが写真を見て「このサムライだ」と認めた
★★プリシャ=ジャミーンが確定エリシャの娘は、ジャミーンだった
★ジャミーンの居場所が、シンシーに知られる「アディエルには9歳の娘が日本にいる」
リュウが、ジャミーンの拉致を計画
脱出。東条が爆弾を起動A地点は失敗。B地点で車2台を破壊。バイク1台と車1台が残る
落雷で、無線と通信が途切れる通訳機も止まる。太田だけが「3人目」の言葉を聞き取れた
C地点を過ぎると、シンシーが通信を使える追っ手を残したまま、そこへ近づいている
★Fが激昂して、終わる乃木に代わって作戦を進めていたF

取り戻せたのは、4人です。 和田の死は、この回であらためて描かれました。先週書いた「全員生還は、作戦の前に崩れた」は、そのまま確定しています。

① 答え合わせ:若い侍は、アディエル

先週、プリシャを連れ出した「年を取った侍と、若い侍」のうち、若いほうは誰かを考えました。

答えが出ました。アディエルです。

タイランの屋敷で、リュウたちはテントの人間の写真をエリシャに見せていきます。ピヨ。バトラカ。どれも違う。

エリシャは、若い侍についてこう言いました。「髪が長く、ハンサムだった」。

そこで野崎が、アディエルの写真を出します。 エリシャは「このサムライだ」と認めました。

先週の読みは、どうだったか

先週書いたこと結果
若い侍はアディエル説が有力★当たり
ノコルではない(核融合を知らなかったから)★当たり
プリシャ=ジャミーンは「条件が重なりすぎている」★★確定。プリシャはジャミーンだった
テントはプリシャを保護したまだ語られていない。ただ、アディエルが娘として育てていた以上、その線はかなり強まった

プリシャ=ジャミーンも、この回で確定しました。

アディエルは、ジャミーンの父として生きた人です。 その人が、プリシャを連れ出した侍だった。連れ出した子を、自分の娘として育てていたということになります。

母親を殺されるような場所から2歳の子を連れ出し、名前を変え、父親として育てた。 先週書いた「テントは奪ったのではなく、保護した」という読みは、まだ作中で語られてはいません。ですが、アディエルのしたことは、保護そのものに見えます。

プリシャについてはプリシャ・ママドフとは|正体とジャミーン説にまとめています。

② 奪還は成功した。だが、守る場所が2つに増えた

先週、私は「時計は2つある」と書きました。別班の毒の刻限と、シンシーの「1日1人」です。

その2つは、奪還で止まりました。 牢獄から出した以上、もう毒を盛る必要も、順番に殺されることもありません。

ですが、代わりに、守らなければならない場所が2つできました。

どこ何が危ないのか
1ゴルバドの脱出路追っ手が残ったまま、通信が戻るC地点に近づいている
2★日本の、乃木の家ジャミーンの存在がシンシーに知られた。リュウが拉致を計画している

1つ目:C地点という、新しい期限

脱出の途中、東条が3か所に仕掛けた爆弾を順に起動させます。

  • A地点:失敗
  • B地点:車2台を破壊。バイク1台と車1台が残る
  • C地点:ここを過ぎると、シンシーが通信を使えるようになる

追っ手が1台でも残ったままC地点を越えれば、応援を呼ばれます。 そこでFが激昂して、この回は終わりました。

期限は「日時」から「場所」に変わったわけです。

先週の予告で、東条は「携帯電話、使えちゃうんです」と言っていました。通信を止めるという作戦の前提が、最初から崩れかけていた。ネットでは東条を責める声も出ていますが、爆弾も通信の仕掛けも、置いたのは別の人間です。どこで何がずれたのかは、まだ分かりません。

2つ目:日本に回った危険

こちらのほうが、私は怖いと思っています。

奪還チームは全員ゴルバドにいます。乃木も、ノコルも、新庄も、太田も東条も。日本に残っているのは、柚木薫とジャミーンです。

そこへ、シンシーがジャミーンの居場所を知った。

しかもジャミーンは、エリシャの娘プリシャ本人でした。エリシャは「娘に会えない限り何も喋らない」と言っています。シンシーにとってジャミーンは、核融合の技術を手に入れるための、ただ一つの鍵です。

先週の記事で「ジャミーンは、もう狙われる位置にいる」と書きました。それが、1週間で現実になりました。

救出が成功した回に、いちばん守りたい相手が危なくなった。 第20話は、そういう回だったと思います。

③ 野崎は、何を出して、何を守っているのか

ジャミーンの存在がシンシーに知られたのは、野崎がアディエルの写真を出したからです。

これは、裏切りなのでしょうか。

並べてみます。

回野崎が出したもの野崎が守ったもの
第19話ベキの名前、アリの名前★ノコルの名前
第20話★アディエルの写真—

野崎は、何でも喋っているわけではありません。 第19話では、ノコルの名前だけは口にしませんでした。出すものと守るものを、選んでいます。(20話でノコルの名と顔は東条しましたけど)

では、なぜジャミーンにつながる写真は出したのか。 これについては後々記事にしようかと思います。

④ 太田は、通訳なしで聞き取っていた

もう一つ、小さいけれど引っかかる場面がありました。

脱出の途中、落雷で無線と通信が途切れます。 通訳機も止まりました。

通信を担っているのは3人です。太田と東条は日本人。もう1人は、別の国の人です。

通訳機が止まると、東条には、その人の言葉が分からなくなりました。

ところが太田は、その言葉をそのまま聞き取っていました。

なぜ引っかかるのか

太田は腕のいいハッカーです。外国語ができても不思議ではありません。それだけなら、ただの有能さです。

ですが、この回は、通信まわりで失敗が続いた回でもあります。

何が起きたか
予告の時点止めたはずの携帯電話が使えてしまう
A地点爆弾が失敗する
落雷無線と通信が途切れる

ネットでは、東条を責める声が出ています。

事実ですが、太田の出自にはまだ秘密がある可能性があります。

太田の弱みは、消えたのか

第17話のとき、私はこう書きました。太田は「もう裏切っている」のではなく、「これから裏切らされる」のかもしれない、と。

理由は黒須でした。捕らわれている黒須が、太田の弱みだったからです。

その黒須が、助かりました。 太田は、見ていてはっきり分かるほど安堵していました。

弱みが消えたのなら、裏切らされる理由も消えたはずです。

ただ、逆の読み方もできます。

読み
A黒須が戻った。太田を縛るものは、もう何もない。裏切りの線は消えた
B太田の目的は、最初から黒須を取り戻すことだった。取り戻した今、チームに付き合う理由がなくなった
C黒須を助けるために、すでに何かを差し出していた

まだ決められませんが、長野専務関連でも秘密があるかもしれません。 安堵した顔は本物に見えました。ですが、本物の安堵と、裏で何かをしていたことは両立します。

太田がなぜ話せるのか。 それが説明されるまでは、気に留めておく場面だと思います。

これまでの経緯は太田梨歩が怪しい理由|眠らないハッカーにまとめています。

次回(第21話)はどうなるか

脱出が決着する回になるはずです。残っている追っ手は、バイク1台と車1台。

そして、後半戦の予告にあった場面が、まだ残っています。

  • 柚木薫とジャミーンが怯える
  • 野崎の「やめろー!」
  • テロップ「仲間との別れ」

ゴルバドの脱出と、日本の乃木の家。 次回は、この2つが同時に動くと見ています。

日本とゴルバドの場面が同じ日とは限らない点は時系列のずれに気づいた?で整理しています。

まとめ

  • ★別班員の奪還は成功。取り戻せたのは4人。和田の死はあらためて描かれた
  • ★若い侍の正体はアディエル。先週の読みが当たった
  • ★★プリシャ=ジャミーンが確定
  • ★ジャミーンの居場所がシンシーに知られた。リュウが拉致を計画している
  • 爆弾はA地点で失敗。バイク1台と車1台が残ったまま、通信が戻るC地点へ
  • ★通訳機が止まったとき、太田だけが3人目の言葉を聞き取れた。東条には分からなかった
  • Fが激昂して終わる
  • ★守る場所は2つ:ゴルバドの脱出路と、日本の乃木の家

残りは4話です。 最終回は11月8日。

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