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【VIVANT2】ベキは生きているのか|脱獄の裏にいた人物

創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン最新話までの内容と、第1シーズンの内容に触れます。

第2シーズンが進むほど、話題に上らなくなっている人物がいます。

ノゴーン・ベキ。

第1シーズンの中心にいた男です。テントを率い、乃木憂助の実の父であり、最後に逮捕された。それなのに、第2シーズンでは名前しか出てきません。

そして第4話(通算14話)で、野崎がこう言います。

ベキは死んだ。

……本当でしょうか。

まず、ベキはどうなったのか

事実を整理します。

時点何が起きたか
第1シーズン最終回逮捕され、警視庁の特別留置場に収容される
同新庄がセキュリティを突破し、脱獄を手引きした
第2シーズン消息は語られていない
第4話(通算14話)野崎が「ベキは死んだ」と強調する

注目したいのは、いちばん下の行です。

野崎の言い方が、引っかかる

第4話で、野崎はシンシーの前でベキについて語ります。

尊敬に値する人物だと評したうえで、理由を聞かれると——「それは後だ」と答えを避けました。

そして、ベキは死んだということだけを強調する。

聞かれてもいないことを、なぜ念押しするのか

ここが不自然です。

理由は語らない。なのに「死んだ」は繰り返す。話題をベキから引き剥がそうとしているようにも見えます。

そして第5話で、野崎は潜入捜査中だったと判明しました。 敵の前での発言です。額面通りに受け取る理由が、そもそもありません。

生きていることを隠したいのだとしたら、あの言い方になります。

ここからが本題です

生存説そのものは、第1シーズンの頃から山ほど出ています。死体が確認されていないという、いつもの理由で。

ですが第5話のあと、まったく別の角度から材料が出てきました。

脱獄そのものが、仕組まれていたのではないか。

佐野の背後に、何が映っていたか

第5話で、公安部長の佐野が大きな資料ファイルを手に、ひとりである場所から出てくる場面があります。

その背後に、文字が映っていました。

「警視庁 特別留置場」。

……どこかで見た場所です。

第1シーズンの最終回で、ベキが収容されていたのが、そこでした。そしてベキが脱獄したとき、野崎が乃木に電話をかけたのも、その前の通路です。

公安部長が、ひとりで、そこにいた。

何を意味するのか

素直に読めば、佐野がベキの一件を調べ直していたということになります。それだけかもしれません。

ですが——もう一歩踏み込む読みも出ています。

あの脱獄は、事故ではなく工作だったのではないか。

新庄がセキュリティを突破した、という説明で片づいていました。ですが新庄は公安の人間です。そして公安部長は、野崎の潜入を知っていた側でした。

内側から開けたのだとしたら、話が変わります。

佐野を並べると、三つになる

ここで、この作品で起きた「見た通りとは限らない出来事」を並べてみてください。

出来事実際は
野崎の裏切り潜入捜査だった(第5話で確定)
新庄の死偽装の疑いが出ている
ベキの脱獄仕組まれていた疑いが出てきた

三つ全部の内側に、佐野がいます。

  • 野崎の潜入を知っていた
  • 新庄の検視を止めた
  • そしてベキが収容されていた場所から、ひとりで出てきた

一つなら偶然です。二つでも、まあ、あるでしょう。三つとなると、そういう役回りの人物だと考えるほうが自然です。

新庄については新庄は生きているのかで詳しく書きました。佐野が検視を止めた件も、そちらにあります。

ベキが生きているなら、話が繋がる

そして、この読みが正しい場合に成立することがあります。

新庄は、ベキの脱獄を実行した人物です。もし新庄が生きているのなら——送り込む先として、いちばん筋が通るのはベキのところになります。

つまり、こうです。

  • ベキが生きているなら、新庄を送る先がある
  • 新庄が生きているなら、送る相手がいるはず

二つの生存説は、互いを支え合います。 どちらか片方だけが立つより、両方が立つほうが、話として自然です。

そしてその両方に、佐野が関わっている。

公平に:死んでいる可能性も残る

反対側も書きます。

この作品は、主要人物を本当に退場させます。 「まさか」で終わらせることを厭わない作風です。役所広司さんという座組みを考えても、きれいに退場させて第2シーズンを新しい話にするという判断は、十分ありえます。

そして——野崎が嘘をついているという前提自体が、こちらの推測です。ただ本当のことを言っただけかもしれません。

佐野の背後の文字も、視聴者が見つけたものです。調べ直していただけという説明で、何の問題もなく済みます。

根拠の多さと、根拠の強さは別です。そこは正直に書いておきます。

「死んでいた人物が復活」という衝撃の事実を使いすぎているようにも思え、それをやりすぎると視聴者も飽きてしまいます。

まとめ

  • ベキは第1シーズン最終回で逮捕され、警視庁の特別留置場に収容された
  • 新庄が手引きして脱獄。その後の消息は語られていない
  • 第4話で野崎は「ベキは死んだ」と強調した。しかし理由は語らなかった
  • 第5話で野崎は潜入捜査中と判明。敵の前での発言を額面通りに取る理由はない
  • ★第5話で、佐野の背後に「警視庁 特別留置場」の文字が映っていた
    • ベキが収容されていた場所であり、脱獄時に野崎が電話をかけた通路でもある
  • → あの脱獄自体が工作だったのではないか、という見方が出てきた
  • ★野崎の裏切り/新庄の死/ベキの脱獄——三つ全部の内側に佐野がいる
  • ベキが生きているなら、新庄を送る先がある。逆もまた成立する
  • ただし——死んでいる可能性も普通に残っています

第2シーズンでベキの名前が出るたび、必ず「死んだ」という言葉が添えられます。

そこまで念を押す必要が、どこにあるのでしょうか。

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全体

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