【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン第4話(通算14話)までの内容に触れます。
第4話で、ようやく敵に名前が付きました。
シンシー。
第2シーズンはずっと「別班を狙う第三勢力」という呼び方をされてきましたが、その正体がここで明かされます。この記事では、シンシーとは何なのかを整理します。
シンシーとは何か
一言でいうと、こうです。
中国における「別班」にあたる組織。
もう少し正確に書きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | シンシー(Xinxi) |
| 表向きの顔 | 多国籍の民間情報機関 |
| 実態 | 中国の別班にあたる秘密組織 |
| 拠点 | ゴルバド共和国 |
| 率いる人物 | 樊林杏(ハン・リンシン) |
| 別班への態度 | 遺恨を持っている |
「表向きは民間」であることの意味
ここが一番のポイントだと思っています。
シンシーは多国籍の民間情報機関という顔を持っています。国家の組織ではない、という建前です。
……この構図、どこかで見ませんでしたか。
別班も同じです。 存在しないことになっている組織で、班員は商社マンなどの顔を持って動いています。乃木憂助が丸菱商事の社員であるように、別班員は「民間人」として世界にいる。
つまりシンシーは、別班と同じ発想でできた組織です。
ゆえに厄介
相手の手口を知っている敵、ということになります。
どこに潜り込むか。どうやって身分を作るか。どう情報を抜くか。別班がやっていることを、そのままやり返せる相手です。
第2シーズンで別班員5人が一斉に拉致されたのも、そう考えると腑に落ちます。別班の動き方を理解している人間でなければ、あれはできません。
樊林杏(ハン・リンシン)とは
シンシーを率いるのが、樊林杏(ハン・リンシン)です。演じるのは宮下今日子さん。
経歴として明かされているのは、元・中国公安部第6局長という肩書きです。
つまり——国家の情報機関で局長まで務めた人物が、いま民間を名乗る組織のトップにいる。
別班に対して遺恨を持っているとされていますが、その中身はまだ語られていません。何をされたのか。いつのことなのか。 ここは第15話以降の焦点になるはずです。
表記に注意
この名前、媒体によって表記がバラバラです。
「ハンシンリン」「ハン・リンシン」「Han Rinsin」など、いくつも見かけます。漢字表記は樊林杏で、読みはハン・リンシンです。
検索するときに引っかからない場合は、別の表記を試してみてください。
ゴルバド共和国とは
シンシーの拠点とされる国です。
『VIVANT』は架空の国を舞台に使います。第1シーズンのバルカ共和国がそうでした。ゴルバド共和国も同様の位置づけと考えられます。
そして重要なのは——拉致された別班員5人が、ここにいる可能性が高いという点です。
第2シーズンの目的は「囚われた5人を取り戻すこと」ですから、物語はここへ向かいます。
別班とシンシーは、何が違うのか
似ている組織なので、違いを整理しておきます。
| 別班(日本) | シンシー | |
|---|---|---|
| 建前 | 存在しないことになっている | 民間の情報機関 |
| 実態 | 自衛隊の秘密諜報組織 | 中国の別班にあたる組織 |
| 拠点 | 日本(班員は世界各地) | ゴルバド共和国 |
| 指揮 | 司令のみが全員を把握。班員同士は互いを知らない | 不明 |
| 目的 | 日本を守る | 不明。別班への遺恨が語られている |
「存在しない」と「民間である」は、似ているようで違います。
存在しないことにしている別班は、表に出た瞬間に終わりです。だから極端に慎重に動く。
一方シンシーは、表向きの顔を持っています。 民間企業として堂々と存在できる。動きやすさが、まるで違う。
この非対称性が、第2シーズンで別班が押されている理由なのだと思います。
なぜ、別班を狙うのか
現時点では明かされていません。
分かっているのは「遺恨がある」ということだけです。ただ、いくつか手がかりはあります。
ひとつは、樊林杏の経歴。 中国公安部で局長を務めた人物です。その時期に、別班と何かがあったと考えるのが自然でしょう。
もうひとつは、孤児院への反応です。 第4話で野崎がテントと孤児院の関係を説明したとき、樊林杏の表情が変わりました。 別班とは別に、バルカに関心があるということになります。
この点についてはシンシーの狙いはジャミーンかで掘り下げました。
まとめ
- シンシーは、中国における別班にあたる組織
- 表向きは多国籍の民間情報機関。国家の組織ではないという建前を持つ
- 別班と同じ発想でできているので、手口を知っている敵になる
- 拠点はゴルバド共和国。拉致された5人もここにいる可能性が高い
- 率いるのは樊林杏(ハン・リンシン)。元・中国公安部第6局長
- 別班への遺恨があるとされるが、理由はまだ語られていない
- 孤児院に強く反応したことから、バルカにも関心がある
「存在しない組織」と「民間を名乗る組織」の戦いです。動きやすさでは、シンシーのほうが上に見えます。
第15話以降で、樊林杏の過去が明かされるはずです。


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