【VIVANT2考察】別班を拉致した第三勢力の正体

創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン第1話および第1シーズンの内容に触れます。

第1話最大の謎は、別班メンバーを一斉に拉致した勢力が何者なのかである。

まず押さえておきたいのは、この拉致が行き当たりばったりではないことだ。狙われたのはテント潜入任務に参加した、乃木以外の全員。しかもタイミングは、日本側の目がベキに集中していた時期

つまり相手は、別班の任務内容と参加者を正確に把握し、最も手薄になる瞬間を待っていたことになる。この精度の高さが、犯人像を絞る手がかりになる。

候補1:中国の諜報機関(国家安全部)——本命

現時点で最も有力だと考えている。

根拠

  • 作中で中国語が使われていた
  • 中国を起点とした移動経路が示唆されている

動機の筋が通る
別班は、日本の法制度上きわめて微妙な立場にある組織だ。その存在を世界に晒せば、日本国内の法体制は揺らぎ、国際的な信用も傷つく。武力ではなく「存在の暴露」で国力を削る——諜報機関の手口として理にかなっている。

さらに踏み込むなら、国家安全部の裏側にも別班に相当する非公式組織があると考えると構図が見えてくる。日本の公安に値する国家安全部に対して、別班に相当する何かしらの影の組織同士の戦い、というわけだ。

そして最大の疑問は、中国側に協力した日本人は誰なのか。別班の内部情報がなければ、ここまで正確な拉致はできない。

候補2:テント残党——線は薄い

ベキを撃たれた恨みからテント残党が動いた、という見方もある。

ただ、この説は無理があると考えている。理由は単純で、この計画はベキが撃たれる前から動いていた形跡があるからだ。復讐が動機なら、その原因より前に準備を始めることはできない。

時系列が合わない以上、主犯としては薄い。ただし、実行の一部に関与している可能性までは否定できない。

もともと動いていた組織に加えて、テントの過激派が後に加担している可能性もある。

候補3:別班内部の人間による復讐

拉致の精度の高さを最も自然に説明できるのが、この説だ。内部の人間なら、任務内容も参加者も知っている。

第1シーズンでも、別班は一枚岩ではないことが示唆されてきた。そして第2シーズンでは指令系統がすべて独立しているという設定が効いてくる。互いを知らない別班員同士という構造は、内通を成立させやすい。

長野専務別班説が有力となってくれば、逆に今は別班ではなくなっていて元別班から、乃木の丸菱での階級を上げようとしたことも考えられはする。何かしらで長野が別班を抜けるような出来事があった可能性もある。乃木を救ったジャーナリストの顔が長野と似ていることも関係してくるかもしれない。

候補4:新庄が属する勢力

第1話では新庄の関与が浮上している。テントのモニターだった新庄が、第三勢力とも通じていた——つまり「テントでありながら第三勢力の一員」という二重の立場だった可能性だ。

考察系の情報では、在留資格の確保のために情報を売っていたという見方も出ている。これが事実なら、新庄は思想ではなく生存のために動く人間ということになる。

この考察の弱点

公平のために、中国説の弱点も挙げておく。

拉致先は中国ではない。 情報によれば、ノアの箱舟が流れ着いたとされる山の近辺だという。中国が主犯なら、なぜそんな場所に運ぶのか。

考えられる説明は2つ。

  1. 中国の関与を隠すための第三国経由
  2. 単一国家ではなく、複数の勢力が混ざった組織

後者だとすれば、話はもっと厄介になる。国家対国家の構図では読み解けなくなるからだ。

また、メタ的に言ってしまえば、日本のドラマにおいて明確にどこかの国を敵国として表現は流石にしづらい。(1期ではバルカという架空の国を一応の舞台としていた)

挑戦的なドラマで人気の高いドラマであるが、敵国を現実世界の国で明言するのは政治的な要素も絡まり少し難しいかもしれない。

まとめ

  • 拉致は任務参加者を正確に把握したうえでの計画的犯行
  • 本命は中国の諜報機関。動機(別班の暴露による国力低下)が噛み合う
  • テント残党説は時系列が合わず薄い
  • 内部協力者の存在は、ほぼ確実にある
  • ただし拉致先が中国でない点は未解決

第2話以降、誰が情報を流したのかが焦点になるはずだ。

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