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【VIVANT2】時系列のずれに気づいている?日付で並べて検証

時系列 創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン最新話までの内容に触れます。

VIVANTは、画面に日付と時刻を出すドラマです。「5月6日12時35分15秒」のように、秒まで出ることもあります。

その日付を全部並べてみると、いくつか「ずれ」が見えてきます。

気づいている人もいれば、気づいていない人もいると思います。ずれの中には、矛盾ではなく、ちゃんと意味があるものも混じっています。順に整理します。

先に結論

乃木のいるシャキ城での別班奪還作戦と、野崎のいるシンシ―でのリューミンシェンとのやり取りは同時刻ではない。

ずれ実は
①同じ回の日本とゴルバドの場面が、同じ日ではない★予告の乃木邸の場面も「今」とは限らない
②物語は半年も経っていないのに、ジャミーンだけ大きくなった★ずれているのは現実の時間。設定の年齢はプリシャと合う
③ジャミーンのアルバムに赤ちゃんの頃の写真がない★ずれに見えて、プリシャ説を支える材料
④毒殺の刻限より、シンシーの期限のほうが速い「残り9日」は安全な時間ではなかった
⑤「10日で戻る」と言ったリュウが、早く戻っている入れ替わり説の根拠にもされている

まず、物語の「今」はいつなのか

第2シーズンは、第1シーズンの最後の場面の直後から始まっています。 物語の中の「今」は2023年の5月から6月です。

第16話の回想で、野崎が北京にいたのが「5年前」の2018年でした。ここから逆に数えると、第19話で語られた「7年前」は2016年になります。

物語の中では、第1シーズンからまだ半年も経っていません。 ここが、ずれ②につながります。

画面の日付で並べた年表

報道や考察で確認できた日付を、時間の順に並べました。「逆算」とあるものは、当ブログが計算したものです。

いつ何があったか出た回
2014年1月13日ジャミーンの生年月日とされる日第1シーズン
2016年(7年前)タイランがエリシャ一家を捕らえ、妻を殺害。テントがアジトを強襲し、2歳のプリシャを連れ出す第19話
2018年(5年前)野崎が北京の日本大使館に駐在。リュウとチョウが部下第15〜16話
2023年5月6日 12時35分15秒野崎が和久井の携帯を借りる第13話
5月7日 1時東条が茨城空港のデータを偽造第13話
5月24日 19時(ゴルバド)野崎がトイレでメモを取る中盤
5月24日 20時44分(日本)野崎からの2回目の入金が受け付けられる(佐野の尋問中)中盤
5月25日以降リュウが電光掲示板のからくりに気づく中盤
5月26日以降リュウが野崎を尋問し、牢に入れる中盤
5月30日ごろ(逆算)司令部が「3日後の6月2日に5人を毒殺する」と決める第17話
6月1日 5時ごろ(逆算)刻限が6月10日18時へ延期。「残り9日13時間」第18話
6月4日リュウが長春からゴルバドへ戻る第19話
6月10日 18時別班が5人を毒殺する刻限—

6月1日5時ごろは、第18話の「6月10日18時まで、残り9日13時間」から逆に数えたものです。5月30日ごろは、第17話の「3日後の6月2日」から数えています。

ずれ①:日本とゴルバドは、同時進行ではない

VIVANTは、日本の場面とゴルバドの場面を交互に切り替えて見せます。見ている側は、同じ時間に起きていると思いがちです。

ですが、日付を並べると、そうではありませんでした。

デイリースポーツの検証では、時差を考えても、ゴルバド側の場面が日本側より「2日以上」先に進んでいるとされています。同じ回の中で並べて見せている場面が、実は何日も離れているということです。

これが何を意味するか

予告に出た「乃木邸で眠る薫が、何者かに口を塞がれる場面」も、ゴルバドの「今」と同じ日とは限りません。

これを乃木と顔がそっくりな、リュウミンシェンがやっていたらとても面白いですよね。

デイリースポーツは、リュウがゴルバドに戻った6月4日の時点で、すでに東京では何かが起きている可能性まで指摘しています。

日本側の場面に日付が出たら、ゴルバド側と並べてみる。 これからの見方として、覚えておくと役に立つと思います。

ずれ②:ジャミーンだけ、大きくなっている

第19話のあと、「プリシャ=ジャミーン説」への反論として一番多かったのがこれです。

プリシャは9歳。でも今のジャミーンは、11〜12歳くらいに見える。合わないのではないか。

設定の数字は、合っている

ジャミーンの生年月日は2014年1月13日とされています。物語の「今」は2023年の5月です。

計算すると、ジャミーンは9歳。プリシャと同じです。

7年前の2016年には2歳。これも、第19話で語られたプリシャの年齢と合います。

ずれているのは、現実の時間のほう

では、なぜ大きく見えるのか。

経った時間
物語の中第1シーズンから半年も経っていない
現実第1シーズンの放送から3年

ジャミーン役は、第1シーズンのモンゴル出身の俳優から、第2シーズンでは12歳の本間さえさんに変わっています。子どもの3年は大きいので、交代は自然な判断でした。

つまり「年齢が合わない」は、設定のずれではなく、演じる人の成長によるずれです。 数字の上では、プリシャ説と矛盾していません。

ジャミーン役が変わった理由はキャスト変更まとめ|ジャミーンと太田梨歩に詳しく書いています。

ずれ③:アルバムに、赤ちゃんの頃の写真がない

第1シーズンの第4話で、ジャミーンが日本に持ってきた写真を、ドラムがアルバムに整理する場面があります。

デイリースポーツによると、そのアルバムは4歳くらいからの写真ばかりで、赤ちゃんの頃の写真がないそうです。その中には、山本がテントの訓練を受けている様子が写り込んだ一枚もありました。第1シーズンで、山本がテントのモニターだと分かるきっかけになった写真です。

ずれに見えて、プリシャ説と噛み合う

親元で生まれ育った子なら、赤ちゃんの頃の写真が1枚もないのは不自然です。

ですが、2歳でテントに連れ出された子なら、話は逆になります。

2016年(2歳)テントに連れ出される
2018年ごろ(4歳)テントのもとで写真が撮られ始める
赤ちゃんの頃本当の家族のもとにいた。テントの手元に写真があるはずがない

「赤ちゃんの頃の写真がない」は、ジャミーンが生まれた時からテントにいたわけではないことを示しているとも読めます。矛盾どころか、プリシャ説を支える材料です。

プリシャについてはプリシャ・ママドフとは|正体とジャミーン説にまとめています。

ずれ④:「残り9日」は、安全な時間ではなかった

第18話で、毒殺の刻限は6月10日18時に延びました。残り9日13時間です。

ところが第19話で、シンシーのシュウ・ハオランが「1日1人ずつ殺していく」と宣言しました。最初に和田が犠牲になっています。

期限
別班の毒殺6月10日18時
シンシーの宣言1日1人。残りは4人

宣言どおりなら、4人に残された時間は4日。刻限の6月10日より前に尽きます。

時計は2つあって、速いのはシンシーのほうでした。

5人の状況は捕らわれた別班員5人|名前・キャスト・現在で毎週更新しています。

ずれ⑤:「10日で戻る」はずのリュウ

第17話で、リュウは野崎にこう言って長春へ向かいました。「10日で戻ってきますから」。

その直前、野崎は「ドラムの好物は米と餅。量は10人前だぞ」と言っています。「10」がそろっていることも話題になりました。

そして第19話。リュウは6月4日に長春から戻ってきます。 出発した日から数えると、予定より早いという指摘が出ています。

この「早い帰還」は、リュウと乃木が入れ替わっているのではないか、という説の根拠の一つにもされています。

この説はリュウと乃木は入れ替わっている?説を検証で詳しく検証しています。

私の見方:日付は、飾りではない

VIVANTは、わざわざ秒まで日付を出す作品です。

交互に見せている場面が、実は同じ日ではない。 これは制作のミスではなく、「同時に見えるもの」を疑わせるための仕掛けだと私は思っています。

特に気をつけたいのは、日本の乃木邸の場面です。予告で映った薫の場面がいつの出来事なのか、日付が出たら、この年表と並べてみてください。

この記事は、定期的に後半戦で新しい日付が出たら、年表に足していきたいと考えています。

まとめ

  • 物語の「今」は2023年5〜6月。7年前は2016年、5年前は2018年
  • ★ずれ① 同じ回の日本とゴルバドの場面は同じ日ではない。予告の乃木邸の場面も「今」とは限らない
  • ★ずれ② ジャミーンが大きく見えるのは現実の3年のせい。生年月日で計算すると9歳で、プリシャと同じ
  • ★ずれ③ アルバムに赤ちゃんの頃の写真がないのは、2歳でテントに来たならむしろ自然
  • ずれ④ 毒殺の刻限(6月10日18時)より、シンシーの「1日1人」のほうが速い
  • ずれ⑤ 「10日で戻る」はずのリュウが6月4日に戻った。入れ替わり説の根拠にもされている

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