PR

【VIVANT】薫が黒幕だった!?|最終回の違和感と最初の砂漠

VIVANTの柚木薫が黒幕なのかを考察する記事のアイキャッチ 創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン最新話までの内容に触れます。

最終回を見終わって、いちばん頭から離れないのは薫です。

野崎は生きていて、リュウの作戦も明かされました。謎はほとんど回収されたはずなのに、ラストの薫だけが、どうしても腑に落ちません。放送のあと、堺雅人さんは映画の発表とともに「何か違和感を覚えませんでしたか?」と話しています。

その違和感の正体は、薫なのではないか。放送直前の特番でも、悪役会議室のワニズが「柚木薫は大怪盗説」を唱え、「裏の顔があります、絶対に」と言い切っていました。

本当に薫が黒幕なのか。根拠と、反対の材料を並べます。

最終回のラストで、薫は何をしたか

  • 乃木にすがるジャミーンを、薫が強引に連れ出そうとした。ジャミーンは最後に、乃木へ助けを求めようとしていたようにも見えた
  • 眠る乃木をジャミーンが起こそうとすると、薫は「今日は寝かせてあげて」と止め、「学校遅れちゃうよ さあ行くよ」と強い口調で連れ出した
  • 乃木がベキに薫を紹介したとき、薫はベキと初対面ではなさそうな表情を見せた
  • 寝ている乃木の横で、薫がむくりと起き上がった
  • 直前に、乃木は核融合のデータが入ったSDカードを金庫にしまっていた
  • 薫は手袋をしていた
  • 薫が乃木に電話をかける場面があった
  • 別班の招集の合図である赤い饅頭(別班饅頭)が、神田明神の祠に供えられた

MANTANWEBは、このラストを「薫の新たな顔が明らかに」と書いています。

黒幕だと見る理由

ジャミーンを、乃木から引き離した

ジャミーンは、100人以上の写真から犯罪者を一人も間違えずに見分けた子です。当ブログは、ジャミーンが反応するのは「表と裏が違う人」だと読んできました。その読みどおり、最終回では、表と裏がそろった野崎に初めて笑っています。

そのジャミーンが、最後に乃木のほうへ行こうとして、薫に引き離された。見抜く子が助けを求めた先と、引き離した人が、逆だったのかもしれません。

ディスクにいちばん近い場所にいた

核融合のデータが入ったディスクは、ジャミーンの体の中にありました。そして第23話で、薫がジャミーンの手術をしたことが語られています。

ディスクを取り出したのが誰なのかは、描かれていません。ですが、ジャミーンの体のことをいちばんよく知っている医師が薫なのは、事実です。特番の大怪盗説も、まさにここを突いていました。医師としてジャミーンを診るうちにディスクを見つけ、大金で売る機会を狙っている、という説です。

手袋と電話

ラストの薫は、手袋をしていました。何のための手袋なのかは、描かれていません。

そして、薫は乃木に電話をかけています。思い返すと、乃木がどこにいて何をしようとしているのかを、いちばん自然に知れる立場にいるのは薫です。第23話で、出雲大社の乃木に「帰ってきて」と送ったのも薫でした。

結婚の約束と、金庫のSDカード

最終回で、乃木はベキの前で薫との結婚を宣言しました。薫はジャミーンに、本当の家族にならないかと話しています。

そのすぐあとのラストで、薫はジャミーンを強引に連れ出そうとしました。Xには「結婚とかも作戦の1部?」という声も出ています。

そして、核融合のデータが入ったSDカードは、直前に乃木が金庫にしまっていました。乃木の家にいる薫は、その金庫のいちばん近くにいる人です。

乃木は、薫の前でだけ油断する

乃木は別班の中でも別格の人です。人の嘘にも、仕掛けられた盗聴器にも気づきます。

ですが、第1シーズン第1話の乃木は、タクシーの運転手にだまされて砂漠に放り出されています。そこで乃木を助けたのがアディエルとジャミーンで、手当てをしたのが薫でした。乃木と薫の出会いは、乃木のミスから始まっています。

あの別格の乃木が、薫に対してだけは疑うことをしない。最終回では、薫が乃木に飲ませたジュースに何か入っていたのでは、という疑いも出ています。寝ている乃木の横で、薫がむくりと起き上がる場面もありました。同じミスを、今度は薫の前でしていてもおかしくありません。

最初の砂漠

第1シーズン第2話のラストで、薫はアド砂漠でラクダから落ちて姿を消しました。乃木が探しに行き、薫を背負って砂漠を歩いています。

そして最終回で、核融合のディスクが見つかったのは、このアド砂漠の洞窟の鍾乳洞でした。ディスクが眠っていた砂漠で、薫は一度姿を消していたことになります。

姿を消していた間に何をしていたのかは、描かれていません。ただ、偶然と言うには場所が重なりすぎています。黒幕説を取るなら、薫はあのときすでに、ディスクのありかを知っていたのかもしれません。

長野専務の言葉

最終回で、長野専務は薫を大切にするよう話していました。別班の幹部が、なぜわざわざ薫の話をするのか。

薫のことを何か知っているのか。あるいは、長野専務こそが本当の黒幕なのか。ここも、映画まで残る違和感です。

ロシアのスパイなのか、人質を取られているのか

放送のあと、薫には「ロシアのスパイ説」が広がっています。根拠に挙がっているのは、主に2つです。

  • 野崎が「しかしロシアの諜報員がいたってのは、ちょっと気になるな」と、ロシアの存在をほのめかしたこと
  • 乃木がベキに薫を紹介したとき、薫がベキと初対面ではなさそうな表情を見せたこと

古い材料もあります。第1シーズン第1話で、野崎は初対面の薫に「世界医療機構の柚木薫だな」と声をかけ、薫は「私の事を知ってるってことは、大使館の…」と返しています。野崎がなぜ薫を知っていたのかは、回収されていません。作中で映った経歴でも、研修を終えて2年でバルカへ赴任していて、デイリースポーツは「時期がおかしすぎる」と書いています。

もう1つ、私が気になっているのが、家族などを人質に取られて動かされているという読みです。報道で見かけた説ではありません。ただ、この作品では、家族を押さえて人を動かす手がくり返し使われてきました。第1シーズンで乃木はアリの家族を押さえてテントの情報を聞き出し、第2シーズンではシンシーが黒須の実家を狙っています。

人質を取られているのなら、乃木を本気で愛していることと、怪しい動きが、両方とも本当になります。結婚を約束したあとに、白い手袋をしてジャミーンを連れ出す、という矛盾にも説明がつきます。私は、すべてを操る黒幕より、こちらのほうがこの作品らしいと思っています。

黒幕ではないと見る材料

いちばん大きいのは、ジャミーンです。表と裏が違う人に反応する子が、何年も薫のそばにいて、ずっと懐いています。薫に裏の顔があるなら、いちばん先に気づくのはジャミーンのはずです。

第23話の薫も、乃木の正体を知って動揺し、考えさせてほしいと伝え、それでも「帰ってきて」と送っています。任務の人の動きには見えませんでした。

最初の砂漠も、乃木が探しに来る前提でなければ成り立ちません。偶然に頼りすぎています。

ただ、懐いていることが、潔白の証明になるとは限りません。小さいころから一緒にいる相手には、見抜く力が働かないこともありえます。

黒幕だとしたら、何の黒幕か

読み根拠
ディスクを狙う側手術をした医師で、ディスクに最も近い。特番の大怪盗説
ロシアとつながる側タイランの部下にロシアの諜報員がいた。野崎も「ちょっと気になるな」と言っている。薫はベキと初対面ではなさそうな表情を見せた
別班の見張り役別班饅頭が供えられた。長野専務が薫の話をした
弱みを握られて動いている側家族などを人質に取られている。この作品で何度も使われてきた手

3つ目なら、黒幕ではなく、乃木の家にいる別班の目ということになります。乃木を守る側でもあり、見張る側でもある。この作品なら、ありそうな形です。

私の見立て

見立て
薫は何かを隠している7割くらい
すべてを動かしていた黒幕2割くらい

正直なところ、私は以前、薫には「もう賭けない」と書きました。ですが、あのラストを見て、賭け直したくなっています。黒幕とまでは言い切れません。それでも、映画の入口に立っているのは薫だと思います。

まとめ

  • 最終回のラストで、薫はジャミーンを乃木から引き離し、新たな顔がのぞいた
  • ジャミーンの手術をした医師で、ディスクに最も近い場所にいた
  • 乃木と薫の出会いは、第1話で乃木がタクシーの運転手にだまされたところから始まっている
  • 第2話の砂漠で姿を消していた間のことは、描かれていない
  • 核融合のディスクがあったのは、その薫が姿を消したアド砂漠の洞窟だった
  • 反対の材料は、ジャミーンがずっと薫に懐いていること
  • 乃木に飲ませたジュースや、金庫のSDカードにも疑いが向いている
  • 映画は12月4日公開。違和感の答えは、そこで出るはず

VIVANT2 考察シリーズ

映画化決定|12月4日公開と「違和感」の正体

柚木薫は何者なのか|最終回で揺らいだ答え

薫に乃木の正体はバレた|出雲大社で届いた返事

第23話考察|エリシャのディスクと薫の決断

VIVANT2 関連記事 まとめ

全体

第1話

第2話

第3話

第4話

第5話

第6話

第7話

第8話

第9話

第10話

第11話

第12話

第13話

第14話

コメント

タイトルとURLをコピーしました