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【VIVANT2】リュウはなぜ野崎にキスしようとしたのか

創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン最新話までの内容に触れます。

第21話の21時22分ごろ。

リュウ・ミンシュエンが、牢の中の野崎に唇を重ねようと迫りました。

Xは一気にざわつきました。

「え、待って…」「BL始まった?」「声出た」。

ですが、キスそのものは映っていません。 そしてこの場面は、よく見るとかなり手の込んだ準備の上に成り立っています。

先に結論を書きます。私は、キスが目的だったのではなく、「1時間、誰にも見られない時間」を作るための口実だったと見ています。

何が起きたのか

順番に並べると、こうです。

  1. リュウが、シンシーのボスのハン・リンシンに申し出る。「(日本の工作員の準備ができるまで)楽しませてもらってもいいでしょうか?」
    → プリシャの居場所を一晩で突き止めたことへの、ご褒美として
  2. リュウが牢へ向かう
  3. ドラムを麻酔銃で眠らせる
  4. 通信装置を止める
  5. 見張りに「1時間外して頂戴」「誰しも見られたくないものっていうのがあるでしょ?」
  6. 大きなカバンを牢に持ち込む
  7. 衰弱した野崎に、唇を重ねようと最接近する

キスの瞬間は映っていません。 場面はそこで切り替わります。

ネットの反応

驚きの声が大半でしたが、すぐに別の見方も出ています。

  • 「BL始まった?」「ギャー」「鳥肌立った」
  • 「キスと見せかけて、何かを伝えたのでは?」
  • 「1時間の間に作戦会議をした?」
  • 「描かれていない“間”が気になる」

なぜキスしようとしたのか:3つの読み

読みそう見える理由
A言葉どおり、野崎への執着ハンに「楽しませてもらう」と言っている。野崎を「ご褒美」として求めた
B★人払いの口実「見られたくないもの」と言えば、誰も確かめに来ない。1時間、完全に2人きりになれる
C野崎を心理的に追い込む衰弱しきった相手に迫ることで、抵抗する気力を折る

私はBだと見ています。 理由は4つあります。

① 第19話でも、リュウは同じことをしていた

第19話で、リュウは監視カメラを切り、扉を鎖で封じて、野崎と2人きりになりました。 そのときも、何を話したのかは描かれていません。

今回は、それを「1時間」に延ばした形です。カメラだけでなく、通信も、見張りも、ドラムの意識まで消しています。

② 「見られたくないもの」は、最強の人払い

見張りの立場で考えてみてください。

「仕事の話をするので外してくれ」と言われたら、何を話しているのか気になります。ですが「見られたくないものがある」と言われたら、誰も覗きに行きません。

キスに見える行動は、その言い訳を本物らしく見せるための仕上げだったと考えると、筋が通ります。

③ ボスから「ご褒美」として許可を取っている

リュウは、こっそり牢に入ったのではありません。ハン・リンシンに申し出て、認めさせてから入っています。

ボス公認の1時間です。 あとから「なぜ牢にいた」と疑われることもありません。手柄(プリシャの居場所)を立てた直後という、断られにくいタイミングまで選んでいます。

④ 顔を寄せる距離は、耳打ちの距離

通信は止めてある。それでも念のため、声が拾われない距離まで顔を寄せる。 キスに見えたあの距離は、誰にも聞かれずに何かを伝える距離でもあります。

リュウと野崎の関係は野崎とリュウは通じ合っている?でも整理しています。

大きなカバンには、何が入っていたのか

もう一つ、見逃せないのが牢に持ち込んだ大きなカバンです。

「楽しむ」だけなら、あれほど大きな荷物はいりません。中身は描かれていませんが、考えられるのはこのあたりです。

  • 野崎の手当てや食料(野崎は飢えと脱水で衰弱しきっている)
  • ここを出るための道具
  • 外と連絡を取るための道具

どれであっても、「楽しむため」の荷物ではありません。 1時間という時間の長さも、手当てや準備に使うなら説明がつきます。

1時間で、何を伝えたのか

リュウはハンに「日本の工作員の準備ができるまで」と言っていました。

つまりシンシーは、日本で何かを始める準備をしています。前の回で、シンシーはジャミーンの居場所を知り、リュウは拉致を計画していました。

そして次回予告には、こんな場面があります。

  • 別班の櫻井「やつらはジャミーン以外抹殺するでしょう それも我が国日本で」
  • ★ドラムの携帯の音声「ジャミーンを守らないと」

牢の中で麻酔で眠らされていたはずのドラムが、ジャミーンの危機を知っている。 あの1時間に、日本で何が起きようとしているかが野崎に伝わり、そこからドラムにも伝わった。そう読むと、予告の場面とつながります。

これは読みです。 ですが、リュウがわざわざ「日本の工作員の準備ができるまで」という時間を選んだことには、意味があると思います。

ジャミーンについてはプリシャ・ママドフとは、
野崎がジャミーンの存在を明かした理由は野崎はなぜジャミーンを明かしたのかで書いています。

まとめ

  • 第21話、リュウが牢の野崎に唇を重ねようと迫った。キスは映っていない
  • その前に、ハンに「ご褒美」として許可を取り、ドラムを麻酔で眠らせ、通信を止め、見張りを1時間外させた
  • ★キスは目的ではなく、「1時間、誰にも見られない時間」を作るための口実だったと見る
  • 大きなカバンは「楽しむため」の荷物ではない。手当て、脱出、連絡の道具の可能性
  • ★次回予告で、ドラムの携帯が「ジャミーンを守らないと」。あの1時間に、日本の危機が伝わったのかもしれない

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