【VIVANT2】第18話考察|前半戦完結と最強チーム結成

VIVANT 18話 考察 創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン最新話までの内容と、第1シーズンの内容に触れます。

第18話「前半戦完結 乃木&ノコル&チョッキーチーム結成」。

前半戦が終わりました。

新庄が生きて現れ、チョッキーが合流し、乃木とノコルのチームが揃う。派手な回でした。

ですが、誰も助かっていません。 別班5人は囚われたまま。

野崎とドラムに関しては救出計画すら立っていませんし、ドラムが捕まった背景も知れていません。

この回で手に入ったのは、時間と、駒です。

まず、何が起きたのか

何が起きたか補足
櫻井司令が奪還断念を通告長野専務の叱咤で乃木が立ち直る
乃木がノコルに連絡「テントは全勢力をかけて、兄さんに協力する」
乃木が司令部に5つの支援を要求下に一覧で整理
毒殺決行が6月10日18時に延期残りは9日13時間
チョッキーが合流赤外線センサーを難なく突破する能力を披露
新庄浩太郎が生きて登場ノコルのサポートとして
シャキ城攻略の作戦説明綿密な計画が共有される
野崎は飢え・脱水・睡眠不足の極限状態救出の話は一歩も進まない
ラストは、シャキ城への突入訓練突入そのものは後半戦から

① 司令部に出した、5つの支援要求

この回で具体的に動いたのが、ここです。

乃木が櫻井司令に取り次いだのは、次の5つでした。

要求した内容
1衛星の、6月10日までの単独使用
2別班の自動通訳機の使用
3現地別班員との接触許可
4ブルーウォーカーの海外渡航の特別許可
5東条の海外渡航

そして——毒殺の決行が、6月10日18時に延期されました。

残された時間は、司令への報告時で残り9日13時間。

気づくこと

当然衛星の使用期限と、毒殺の刻限が、同じ6月10日で揃っています。

つまり、動ける期間と、間に合わせなければいけない期限が、ぴったり重なっているわけです。余白がありません。毒殺の決行は絶対です。

もうひとつ。4と5に注目してください。

太田梨歩(ブルーウォーカー)と東条が、現地へ渡ります。

通信の関係ですね。

二人とも、これまでは日本から支える側でした。今回は、現場に出ます。 これは後半戦の構図に効いてくるので、あとでもう一度触れます。

なお、2の「自動通訳機」は放送後にちょっとした話題になりました。通訳音声の声優が豪華すぎるというような声が出ています。作戦の道具のはずが、別の意味で気になってしまう装置です。

② 新庄は、生きていました

テントのアジトで乃木がチョッキーと再会している場面。後方の扉が開き、タイ語で声が響いて、あの男が現れます。

死は、乃木が仕組んだ偽装工作でした。

乃木が新庄のマスクを製作し、別の腐りかけた死体に被せて日本へ輸送していた——これが答えです。

そして新庄は今、ノコルの右腕です。(かつ、、チョッキーのご機嫌取りであり、、、、)

この件は新庄は生きているのか|生存説の根拠に詳しく書きました。うなじのシリコンは顔の型取りで、マスクを作るためではないか——そう書いた記事です。当たりました。 ただし外したところも2つあるので、そちらも正直に書いてあります。

③ チョッキーが、戦力として立った

これまでチョッキーは「新庄を匿っていたタイの実業家」でした。第13話では、新庄に別班のデータを売るよう促した側の人物です。

まず、テントの精鋭メンバーを移送する際の偽装で大いに役立ちます。タイの著名な実業家であり、プライベートジェットでの主要ではない飛行場への移動に違和感が生まれづらいです。

その男が、物理の面では赤外線センサーを難なく突破してみせます。

制作陣は以前から、チョッキーを「前作のドラムと双璧を為す重要な役」と説明し、タイで50人以上のオーディションから選んだと明かしていました。活躍は今後も続くとも。

ネタ枠ではありません。後半戦の戦力として設計されています。

★④ このチーム、全員が一度は敵だった

「最強チーム結成」と言われています。 実際そうでしょう。ですが、顔ぶれを並べ直すと、妙なことに気づきます。

人物かつての立場
乃木テントを壊滅に追い込んだ張本人
ノコルかつて乃木と敵対していた。テントを継いだ側
チョッキー新庄を匿い、別班のデータを売らせようとした
新庄ベキの脱獄を実行した人物。公安から見れば裏切り者

最初から味方だった人間が、一人もいません。

乃木自身、ノコルに協力を求めるとき「テントを壊滅に追い込んだのは自分だ」と戸惑っていたと報じられています。そこでノコルが言うわけです。

「なんでもっと単刀直入に言わないんだ? テントは全勢力をかけて、兄さんに協力する」

熱い場面です。 素直にそう思います。

ですが、後半戦の予告がこう告げています

「裏切り者は必ず現れる」

ノコルのセリフです。

元敵同士が集まったチームで、そのチームを率いる側の人間が、裏切りを前提に置いている。

これは不吉というより、当然の警戒だと思います。全員が一度は別の旗の下にいた。戻るべき場所が、それぞれに残っているわけです。

太田梨歩が現地に渡る

①の4番目です。

太田は今回、海外渡航の特別許可を取り付けられました。現場に出るということです。

私は第17話の考察で、こうも書きました。

太田はもう裏切っているのではなく、これから裏切らされるのではないか。

黒須は、いま敵の手の中にいます。太田には、黒須という弱みがある。

その太田が、黒須のいる場所の近くまで行く。

日本にいれば、まだ距離がありました。現地に入れば、直接手が届く範囲に入ります。

「裏切り者は必ず現れる」という一言と、この配置。嫌な組み合わせだと思っています。

本意ではない裏切りに加担する形はあり得るのではないかと思っています。

太田については太田梨歩は裏切り者なのかに書きました。

★⑤ 野崎とドラムは、誰の計画にも入っていない

もう一つ、気づいてほしいことがあります。

この回、野崎の救出について、話は一歩も進んでいません。

野崎は飢え、脱水、睡眠不足の極限状態に置かれている。それは描かれます。描かれるだけです。

そして、5つの支援要求を見返してください。

衛星。通訳機。現地別班員。太田。東条。どれも、シャキ城の別班5人を取り返すためのものです。

野崎とドラムのための要求が、一つもありません。

乃木は「目標は全員生還」と言いました

その「全員」に、野崎は入っているのでしょうか。

作戦の対象は別班5人です。野崎は別班員ではなく、公安の人間です。組織の線引きで言えば、そもそも対象外ということになります。

私は第17話の考察で「野崎を助けに来るのは新庄ではないか」と書きました。外れました。 新庄はノコルの右腕として、別班5人の奪還のほうに配属されていたわけです。

つまり今、野崎を助けに行く算段をしている人間が、一人もいません。

(新庄が何かしらの形で野崎救出の場面に立ち会ったら熱いですけどね。)

野崎やドラムの現状はそもそもどこまで把握されているのでしょうか。

相当にピンチな状況で果たして行方はどうなるのか。

⑥ ラストが「突入訓練」で終わる意味

前半戦の最終回です。普通なら、何か一つ決着をつけます。

つけませんでした。 終わったのは、シャキ城への突入訓練の場面です。

準備が整っただけで幕が下りる。しかも——次の放送は2週間後です。

視聴者は「訓練の画」を持ったまま、2週間待たされます。

これは構成として、かなり意地が悪いと思います。盛り上がりの頂点ではなく、助走の終わりで止める。 待っている間、こちらは勝手に本番を想像し続けることになります。

うまいやり方です。

ただ、VIVANTでは何か作戦を実行し、それの結末を先に見せてから、実はこういうトリックを仕組んでて解決!と言う様な流れが多かったです。今回は逆であり、その内情を見せてから作戦を実行する。

作戦のどこかにほころびが生じ、重大なミスが起きる前触れの様にも感じました。

後半戦はどうなるのか

予告から分かっていることを整理します。

  • 全24話。最終回は11月8日(日)の第24話
  • 後半戦は全6話(第19〜24話)。第19話は10月4日
  • 9月20日・27日は放送休止(アジア大会)
  • 乃木・ノコル・新庄・チョッキーがシャキ城に潜入する

予告に出ている、気になる4つ

予告の中身どう読めるか
★ノコル「裏切り者は必ず現れる」チーム内に裏切りが出る。④で書いた通り
柚木薫とジャミーンが怯える描写ジャミーンが狙われる。シンシーの目的と直結
テロップ「仲間との別れ」誰かが死ぬ
F「この借りは必ず返す。生きて帰れないかもしれねぇぞ」乃木の別人格が出る場面がある

ジャミーンが怯える描写は重いと思っています。第17話で、シンシーが葬儀で子供まで撮影していたという情報が出ました。探していた子供に、手が届こうとしているという読みが自然です。

ジャミーンについては孤児院とジャミーンに書きました。

まとめ

  • 第18話で前半戦が完結した。ただし誰も助かっていない
  • 司令部に5つの支援を要求した
    • 衛星の6月10日までの単独使用/別班の自動通訳機/現地別班員との接触許可/ブルーウォーカーの海外渡航/東条の海外渡航
    • 毒殺決行は6月10日18時に延期残りは9日13時間
    • 衛星の使用期限と毒殺の刻限が同じ6月10日で、余白がない
  • 新庄は生きていた乃木がマスクを作り、別の死体に被せるという偽装だった
    • 現在はノコルの右腕
  • チョッキーが赤外線センサーを突破ネタ枠ではなく戦力として立った
  • このチーム、全員が一度は敵だった
    • 乃木=テントを壊した/ノコル=乃木の敵だった/チョッキー=データを売らせようとした、と思われていた/新庄=ベキを脱獄させた
    • → 後半戦予告の「裏切り者は必ず現れる」は、必然の警戒
    • 太田と東条が現地に渡る。後方支援ではなく現場に出る
    • 黒須という弱みを抱えた太田が、黒須のいる場所に近づく
  • 野崎とドラムは、誰の救出計画にも入っていない
    • 5つの要求のどれも、シャキ城の別班5人のためのもの
    • 乃木の言う「全員生還」の”全員”に、野崎は入るのか
  • ラストは突入訓練準備が整っただけで2週間待たされる
  • 後半戦は全6話、11月8日に最終回

揃ったのは、元敵同士の寄せ集めでした。

そして次に聞こえてくるのが、「裏切り者は必ず現れる」です。

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