【VIVANT2】シャキ城を知らせたのは誰か|候補を絞る

VIVANT 6話考察 創作物(アニメ・映画・漫画・小説考察)

【ネタバレ注意】 『VIVANT』第2シーズン第6話(通算16話)までの内容に触れます。

第6話で、別班員5人の居場所が分かりました。シャキ城です。

野崎はレストランの電光掲示板でその名前を見て、メモを取ります。

では——誰が、そこに流したのでしょうか。

野崎はシンシーの内部にいて、監視されています。外に、協力者がいることになります。

誰なのか。 順に絞っていきます。

掲示板は「最初の伝達」ではない

ここを押さえないと、候補を間違えます。

野崎は乃木に対して、送金額に円周率を掛けて座標を読むという暗号を仕込んでいました。座標を作るには、シャキ城の場所を知っていなければなりません。

そして日付を並べると、こうなります。

出来事日付
野崎がレストランに立った日5月22日・23日・24日
シャキ城のメモを取ったのは3日目(5月24日)
1回目の送金が記録された時刻5月23日の朝5時ごろ

送金のほうが、先です。

つまり——野崎は、掲示板を見る前から場所を知っていました。

この件はシャキ城の情報は罠だったのかで詳しく書きました。

だから、問いが変わります

掲示板を仕込んだのは誰か」ではありません。

「それより前に、誰が野崎に知らせたのか」です。

掲示板のほうは、見せるための芝居だった可能性が高い。本命の伝達は、もっと前に、別の形で行われています。

絞り込みの条件

候補を並べる前に、条件を確認します。

伝えられた内容は、「別班員5人がシャキ城にいる」です。

これは、外からは分かりません。

  • 城の存在を知っているだけでは足りない
  • そこに5人がいることまで知っている必要がある
  • つまり——内部か、内部に手が届く人間

この一点で、かなり絞れます。

候補①:技術班(太田・東条)

まず、よく挙がる名前から。

太田梨歩(ブルーウォーカー)は世界トップクラスのハッカーです。東条も第6話でホワイトハッカーとして乃木に協力しています。

掲示板を書き換える技術なら、この二人です。

条件に合わない

技術があっても、場所は分かりません。

「別班員がシャキ城にいる」という情報を、どこから得たのか。 そこが説明できない限り、この二人は実行役にはなれても情報源にはなりません。

仕事は二つあります。 場所を突き止めることと、表示させること。難しいのは前者です。

そして、何よりそれを黙っておくメリットがありません。なので可能性は低いでしょう。

候補②:ドラム

現地で動いています。 そして第3話(通算13話)では、納豆から新庄の居場所を割り出した実績があります。

足で情報を取るタイプの働きをしてきた人物です。

可能性はあります。 ただ——囚人が城のどこにいるかまで、外から掴めるでしょうか。

警備の固い場所です。 聞き込みだけで届く距離とは思えません。

★候補③:坊主頭の工作員

ここから、現実味が出てきます。

黒須が襲撃された場面に関わっていた人物です。

そして——黒須はわざと捕まったのではないかという説があります。第6話で、野崎の認識では拉致されたのは4人で、黒須は入っていなかったことが分かりました。

黒須の拘束は、別の枠組みで起きています。

もし黒須が自分から入ったのなら、手を貸した人間がいます。 それがこの工作員だとすれば——内部に、味方が二人いることになります。

内部にいるなら、場所も人数も分かります。

黒須についてはこちらの記事に書きました。

★候補④:リュウ・ミンシュエン

いちばん厄介な候補です。

リュウはシンシーの内部にいます。当然、別班員をどこに置いているかも知っています。

そして——リュウが野崎の側に立っている可能性は、消えていません。

第6話でリュウは野崎を問い詰めますが、 シンシーに見せるための場だったとすれば、話が変わります。

追い詰めてみせることで、自分への疑いをそらす。

そして、場所は先に渡しておく。

リュウについては三本の傷の証言で詳しく書きました。傭兵の得た証言が、目的と噛み合っていないという話です。

★候補⑤:チョウ・ケイシ

もう一人、忘れてはいけない人物がいます。

チョウ・ケイシもシンシーのダブルエージェントでした。そして——野崎が傭兵に頭を下げる姿を知り、これ以上は日本を裏切れないと思うようになったとされています。

すでに、向きを変えた人間です。

その後どうなったかは語られていません。殺されたとされていますが、描写はありません。

この作品で「死んだと言われただけ」は、死んでいません。 リュウがそうでした。

生きていて、内部に残っているなら——条件を全部満たします。

現時点での見立て

私は、内部の人間だと思っています。

外の技術班では、情報源の説明がつきません。 そして「別班員がそこにいる」という中身は、内部にいなければ持ち得ないものです。

順位をつけるなら、こうです。

候補理由
1坊主頭の工作員黒須と組んで内部にいるなら、条件を全部満たす
2リュウ・ミンシュエンシンシー内部。ただし味方かどうかが未確定
3チョウ・ケイシ条件は満たすが、生死が不明
4ドラム現地。ただし城の中までは遠い
5太田・東条実行役にはなれるが、情報源にはなれない

そして——複数人でやっている可能性も高い。

内部の誰かが場所を掴み、外の誰かが掲示板に流す。 仕事が二つある以上、分担しているほうが自然です。

それでも残る、いちばん大きな疑問

最後に、割り切れない点を書いておきます。

掲示板の情報が、本当に必要だったのでしょうか。

野崎はすでに場所を知っていました。 乃木にも座標を送り終えています。

もう伝わっているのに、なぜ受け取る芝居をしたのか。

答えは、たぶん一つです。

リュウに見せるためです。

「野崎はいま知った」と思わせる必要があった。 そして——それを見たシンシーは、囚人を移します。

移送中こそ、いちばん襲いやすい

だとすれば、掲示板に流した人物も、その作戦を分かっていたことになります。

協力者ではなく、共犯者です。

まとめ

  • 第6話で、シャキ城の場所が電光掲示板に流れた
  • ★しかし送金の時刻は、メモより先野崎は前から知っていた
  • → 問いは「掲示板を仕込んだのは誰か」ではなく「それより前に誰が知らせたのか」
  • ★絞り込みの条件は、「別班員がシャキ城にいる」は外からは分からないこと
  • 候補
    • 太田・東条……技術はあるが、情報源にはなれない
    • ドラム……現地で動いているが、城の中までは遠い
    • 坊主頭の工作員……黒須と組んで内部にいるなら、条件を全部満たす
    • リュウ・ミンシュエン……シンシー内部。味方かどうかが未確定
    • チョウ・ケイシ……条件は満たす。生死が不明
  • 複数人で分担している可能性も高い(掴む人と、流す人)
  • ★そして——もう伝わっているのに、なぜ受け取る芝居をしたのか
    • リュウに見せるため。そしてシンシーに囚人を移させるため
    • だとすれば流した人物は、協力者ではなく共犯者です

第17話は「奪還作戦」です。

動いたときに、誰が内側にいたのかが分かるはずです。

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