「ダンダダン」 アニメ第7話 アクロバティックサラサラ アニメでの描写を考察!!

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初めに

先日、アマプラでダンダダンを観始めたのですが第七話のアクサラの回で号泣してしまいました。漫画で読んでいたのですがアニメを観て気づいたことがあったのでまとめてみます。

アクサラ 回想シーン

封筒からお金を抜き出す

アイラを生き返らすためにオーラを繋げると、アクサラの悲しい過去が回想されました。アクサラはシングルマザーとして娘を育てながらも借金返済に努めていました。

カレンダーの25に赤丸の印が付けられており、この日は娘の誕生日でした。そのため一生懸命働いて貯めたお金で娘のドレスを買います。しかしアニメの描写では特に凝られていて、封筒はおそらく借金返済用のものだったのでしょう。借金取りにお金を返すことが出来ず、娘を連れ去られてしまします。

カレンダーの赤丸も娘の誕生日という意味ではなく、借金返済日を示すものだったのかもしれません。無機質な赤丸よりも花丸にしたり、もう少しデコりそうなものです。カレンダー書かずともあんなに大事にしている娘の誕生日は忘れないでしょう。もちろんこれは勝手な想像なので、多忙な日々に記念日を忘れないようにと印をつけることはありますし単純に誕生日を示す印だったのかもしれません。

ですがいずれにせよ、誕生日にドレスを買ってしまったことで借金返済出来なくなったのは、妖怪となったアクサラが娘を幸せに出来なかったと嘆く一つの理由だと思われます。ティッシュをトイレットペーパーで代用しているほど切り詰めた生活で誕生日だけは豪華にしようとした分、報われなくなるのは何とも救えない話です。

アクサラは裕福で上品な家庭の出だった!?

アクロバティックサラサラのアクロバティックはバレエをやっていた事から来ているでしょう。事実、娘にバレエを教えている時は、子供用のバレエシューズは当然買えず、自分のシューズをおさがりにしています。バレエという習い事は日本では割と裕福で上品な家庭の習い事です。アクサラは、家族の反対を押し切って結婚するも、蒸発され一人で娘を育てることになったのでしょう。アクサラ自身が闇金に手を出した可能性はなくは無いのですが、あれだけ娘を大事にしているので、借金取りに追われるようになったのは夫のせいでしょう。

上品な家庭に生まれたからこそ、妖怪になった時の言葉の語頭に「お」を付けて丁寧な喋り方となっているのではないでしょうか。

娘のその後

ヤクザに連れ去られた後、娘はおそらくすぐに解体されて臓器などを売られたと考えたいます。

まず、娘と共にアクサラが成仏していく描写から娘は亡くなっていることが分かります。その時の娘の格好は連れ去られた時のドレスの格好であるというが理由の一つですが、闇金側がアクサラに対して金を搾り取らずにすぐに娘をさらった事が主な理由です。闇金側の頭が悪かったのかもしれませんが、普通、きちんと借金を返済させてるまで使いつぶすと思います。にもかかわらず、娘をさらったのはすぐにお金が必要だったからで、子供の新鮮な臓器を売ったと推測しました。

むしろ、もて弄ばれた挙句に殺されていたとしたらより悲惨であり、そうでなく、楽に死ねた事を願います。

神作画! アクサラがヤクザの車を追いかけるシーン

アニメ第7話の冒頭では、雨の中で道路を走る映像が流れました。このシーンは後にアクサラが連れ去られた娘を取り返すために追いかけている悲しいシーンであると分かります。

アクサラは追いかける中、雨のぬかるんだ道で滑り、転んでしまいます。そして娘と布団でじゃれ合った幸な過去が蘇り、娘の差し伸べた手を取る様に立ち上がり、再び追いかけます。それでも追いつけることは出来ず、美しいバレエを踊りながら投身自殺をし、幽霊となりました。

正直ここの作画は神がかっていて映画でも見ている気分になりました。本当に心を揺れ動かされるシーンでした。

アクサラは成仏できたのか!?

アクサラの過去が分かるも、アイラにオーラを与えたことでアクサラは崩壊していきます。綾瀬桃は過去を垣間見、どうにかしてあげたいと思うもターボババアは成仏も出来ず生者からも死者からも忘れられる無に帰すと伝えます。

そこでアイラはアクサラの未練であった「娘の幸せ」を母、アクサラに駆け寄って自分は幸せだったと伝えることで晴らしてあげます。そして絶対に忘れないと誓う事で忘れ去られる無に行くのではなくきちんと成仏することが出来たでしょう。

抱き付く前ではアクサラの崩壊は灰となって風になびかれ地に落ちていました。けれどもアイラが駆け寄り抱きしめ、娘として言葉を発した後は傷を負ったガラス片すらも灰と共に光りながら上へ昇っていきます。これは成仏したことを示しているでしょう。

娘と共にいた描写から、もしかしたらあの時のアイラにはアクサラの娘の霊が憑りついていたのかもしれません。

最後に

今回の話は、現実にも似たような悲劇が起きているかもしれないリアリティのある話でとても胸が痛みました。妖怪のバックボーンをこれほどまでのクオリティで見られるとは思いませんでした。カシマレイコ等、これからも楽しみです。

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