スイカの種を誤って食べてしまった人必見!意外と栄養価の高いスイカの種について

背景 // スイカの種を誤って飲み込んでしまった人・もしくは一々吐き捨てるのが面倒くせぇ人へ

結論、スイカの種には「タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル」等の栄養が豊富に含まれており、毒性も無いので食べてしまっても問題ありません。ただ、しっかり栄養を吸収するには噛み砕いて食べることをおすすめします。そのまま飲み込んでしまったら、そのまま排出されるだけです。

ここでは果肉よりも意外と栄養価の高いスイカの種について語りたいと思います。

導入(読まなくてもいいよ) ~スイカの種って栄養価高いんじゃね~

この時期、同時多発的に発生するスイカの種の誤飲。もし間違って種を飲み込んでしまったらどうなっちゃうの?と不安になる人もいるかと思います。

「お腹の中でスイカが育ったらどうしよう?」なんて、子どもの頃に想像したことがある人も多いのではないでしょうか。残念ながら、あなたの胃の中がスイカ畑になるような、そんな頭お花畑的でロマン溢れる珍事は起こりません。

強酸性の胃液の猛攻に耐えても成長しえる別次元のスイカならば、そもそも赤い果肉の方にも問題があるに違いありません。

まぁそんなことを心配する人はいないでしょうからここでは、スイカの種の栄養価についてを書いてみたいと思います。というのも先日、私がスイカを食べた時に種をいちいち出すのが面倒くせぇなと思い、リンゴの皮やミカンの白い筋の様な部分の方が栄養がある!という事実からスイカの種もあえて出す必要ないんじゃないかと考えたからです。

間違ってスイカの種を食べちゃった人、もしくは面倒臭くて種の存在を無視してバリぼり喰らう人にとって少しは有益になるのではと、「スイカの種」の栄養価について書きます。

「スイカの種って本当に食べられるの?」

まず一番気になるのが「スイカの種を食べても大丈夫なのか?」という点でしょう。結論から言うと、誤って食べても健康に害はありません(余程食べ過ぎない限り)。

実際、中国や韓国では「スイカの種」を炒って塩を振ったスナックとして販売しており、日常的に食べられています。日本では捨てられることが多いですが、世界的に見ると「立派な食材」として扱われている場合もあります!

スイカの種に含まれる栄養成分

スイカの種は、ただの“ゴミ”ではありません。調べてみると、その栄養価は驚くほど高いのです。

  • タンパク質:100gあたり約28gも含まれます。これはなんと鶏肉や牛肉に匹敵するほどの高タンパク食材。乾燥重量の約28%がタンパク質であるというのは研究結果があります。そこでは一部の豆類やナッツ類に匹敵する高い数値です。タンパク質は、体の組織や酵素、ホルモンなどを構成する重要な栄養素です。
  • 必須脂肪酸:オメガ-3やオメガ-6など、体内で作れない脂肪酸が豊富です。
  • 食物繊維:腸内環境を整える成分として知られます。便秘解消や腸活にも役立つ!
  • ミネラル類:マグネシウム、鉄分、亜鉛、カルシウムなどをバランスよく含んでいます。USDA(米国農務省)の食品成分データベースによると、スイカの種(乾燥、ロースト)100gあたり、マグネシウムは556mg、鉄は7.3mg、亜鉛は10.2mg含まれています。これらは、それぞれ1日の推奨摂取量の多くを占めます。
  • ビタミンB群:代謝を助け、疲労回復や集中力アップにも寄与します。
  • 抗酸化物質:老化の原因となる活性酸素を抑える作用も期待できます。

こうした成分を見ると、スイカの種はむしろ「捨てるのがもったいない食品」であることが分かります。中国の様に日本で親しまれる「ナッツ」や「ヒマワリの種」みたいな手軽に楽しめるヘルシーなオヤツとしてあっても良いくらいです。

*注意* スイカの種を食べる時はきちんと噛み砕いてから

上記の栄養価の高いスイカの種はきちんと消化された上での指標です。スイカの種はそのまま飲み込んでしまうと、十分に吸収されずに排出されてしまいます。そのためスイカの種をあえて飲み込むことはするべきではないでしょう。なので種を吐き出す事が面倒くさい場合に噛み砕いて食べる程度に考えておくのが良いでしょう。

では実際にどうやって食べればいいのか。日本では生のまま食べることは少ないですが。少し工夫するだけで美味しく食べられます。

  • ロースト(炒る)
    フライパンで軽く炒って塩をふれば、香ばしいおつまみになるでしょう。ナッツのような食感で食べやすいです。
  • スムージーに混ぜる
    粉末状にしてスムージーに入れると、手軽に栄養補給ができるでしょう。
  • パンやお菓子に練り込む
    パン生地やクッキーに混ぜ込むと、香ばしさと栄養がプラスされたおやつが出来るでしょう。
  • そのままサラダにトッピング
    ローストしたものをサラダに加えれば、栄養価も見た目のアクセントもアップ!

スイカの種は硬い殻に覆われているため、そのまま食べてもこれらの栄養素を効率的に吸収することは難しいです。そのため、ローストしたり、粉末にしたり、砕いたりして食べるのが一般的です。

まとめ

スイカを食べたあと、うっかり“種”を口にしてしまった誰にでもある様な経験。実はそのスイカの種にこそ、意外なパワーが詰まっているという事実。誤って食べてしまっても安心なだけでなく、しっかりと栄養補給にもなるそんなスイカの種の紹介でした。ただ、消化しにくい硬い殻に守られているので、きちんと嚙まないとその栄養を十分に吸収できません。種を吐き出すも噛み砕くも、己で選択して下さい。うんこと融合された種を見たくは無いでしょうし、無難に吐き出すのが得策かもしれません。

ただ、試しに次にスイカを食べるときは、ぜひ種を噛み砕いてみてはどうでしょうか。

追伸

最近スイカの種小さくなっていると思いません?それとも私のマウスが大きくなったのでしょうか。品種改良を頑張っているんでしょうけど、中途半端に小さいと、むしろ種を外に出しづらいんですけど。まぁだったら、種の外皮を砕き、気にせず食べてしまおうかと思想を改めています。

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